【読書感想文】二月の勝者

二月の勝者 -絶対合格の教室- コミック 1-3巻セット

第1巻の最初の2ページ進めて、飛び込んでくる黒木先生の言葉。

1月の受験に合格した受講生に対して

君達が
合格できたのは
父親の
「経済力」
そして母親の
「狂気」

と言い放つ。

ここで掴まれた、私の心。

「何としても息子を受験に合格させなきゃ!!!」
「何としても私立に!!!」

という気持ちががっちりあったわけではないが、
ある意味母親は「狂気」でいないと、
中学受験の親は務まらないのでは?
痛いところついてきたなーと思ったのでした。

このマンガは中学受験の進学塾のお話なんだけど、
塾の裏側、教育者ではなくサービス業という点。
それぞれの家庭での親の気持ち。
受験に向かう子供達の姿。

かなりリアルに描かれていると思います。

塾側は子供を入塾させる、そして合格率を上げることが仕事であって、
サービス業と言い切る黒木先生は間違いではないと思う。
家庭でできないことをお金を払って、
子どもに提供してくれる。
だから私はそこは悪いことでもなく、
どちからかといえば

Win Winな関係であると思う。

ただ、それは塾と親と子供の意思ががっちりあっていたらの話で、
そうなったらすばらしい効果が発揮できるのではないかなーとも。

お母さんは受験に乗り気だけど、
お父さんはそんなことにお金をかけたくないというお話も出てきたりして、
すごくリアルなんではないかなーと。

そこをどうお父さんの心を揺さぶるかという塾の手の内なども、
このマンガでは出してしまっているようだ。

突いてくるねー

そう言わずにはいられない展開にドキドキです。

中学受験を検討している保護者の方は読んでみるといいかもしれません。
お金のこととかもリアルに描かれています。
ただ、子どもには見せないほうがいいのかなーとも。
うちは「読んではならん」
と、この本は隠しています。


同じ進学塾でもサピックスや日能研ではシステムが違うと思うし、
子どもがどの塾に合うのかも大切だとも思う。

うちの子たちが通っている塾は、
本当に彼らにあっているのかどうか。
それは正直わからないけれど、
長男を見ていて思ったのは、

塾の先生との相性によって楽しさや成績が変わることはある

ということでしょうか。

この一年間、算数と社会の先生の話はよく家でしてました。
(教科の先生は毎年変わったり、変わらなかったりするのです。)
算数はもともと好きだったから、さらに好きになったようだけど、
社会はどちらかというと苦手。
それでも先生との相性が良かったのか、
先生から聞いた時事の話を説明してくれたり、
受験直前になってからではあるけれど、
振り返りも先生からのアドバイスをよくやっている。

なので、塾はニーズにマッチすればいいじゃーん。

と思ったのでした。

そんな長男も今日が塾の授業最後の日です。
約4年間通った塾が最後です。
明日は壮行会です。

いよいよです。

いよいよ、東京受験がやってきます。

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