【読書感想文】「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」で泣いた私

図書館で本を探していて、
目についた本

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 【表紙モデル写真〈カラー16点〉追加の電子特別版!】 (―)

数年前に、この本のことや、
主人公のさやかちゃん、
塾講師の坪田先生が
テレビで取り上げられていて、

「世の中、こんな人もいるんだねー」

「さやかちゃんは良い先生に出会っんだねー」

と私には遠い世界の話と思って、みてました。

 

いつの間にか応援している私

図書館でも、
この本のタイトルが
目に入った時に、

「ああ、何年か前に流行った本ね」

という感じで
一度は通り過ぎたのに、
なぜか引き寄せられるように
戻って手にとって借りた。

読み始めたら、
坪田先生とさやかちゃんの
軽快なやり取りに引き込まれ、
どんどん読んでしまった。

ふんふん

ふんふん

へぇ

そうやって、
さやかちゃんは変わっていったんだ。

そんな客観的に見ていた私も、

さやかちゃんが
本気になってがむしゃらに
やっていく姿を見続けていくと、

応援している自分に
気づいたのでした。

 

私は息子たちの「存在」を評価しているか?

さやかちゃんが合格できたのは、
もちろん本人の死に物狂いの
努力もある。

だけど

それを支えたお母さんが
心を打つのです。

世間的にはモンペに見られそうな
お母さんも
子育てにおける信念は持っていて、
どんなに娘が横道にそれようとも、

信じて、信じて、信じていること。

後半はなぜか泣きながら読んでました。

私にはできているだろうか・・・

そこを考えてしまった。

中学受験をし、
数年後には大学受験をする長男
今年、中学受験を控えている次男

口では

「息子を信じています」

と言えるし、心からそう思う。

だけど

その信じている息子の
どの部分を信じているの?

学校で出る成績の結果?
塾で出る成績の結果?

数値化されたもので、
息子を見ていることが、
あるのではないか?

おかしいなー、
小さい頃は
その存在そのものを
丸ごと受け止めていたはずなのに・・・

 

母親の仕事って

巻末に書かれていたこと・・・

我が子の「存在」を評価しているようで、
評価していない親が多い。
社会に出たら「存在」だけで
評価してくれる人なんて
いないのです。
社会は「成績」や「行動」などでの
評価になります。
世の中に1人だけでも、
「存在」自体を評価してくれる、
喜んでくれる人がいても
いいんじゃない?と。
(概略してみました)

母の仕事って、
それなんだろうなって
とても気付かされた本でした。

受験のノウハウ本というよりも、
人間て変われるし、
自分が変わると、
周りも変わるというのを
改めて感じました。

この本に「今」出逢えてよかったなーと
思ったのでした。

じゃぁ、またね。
↑キングコングの西野さんの
「じゃぁ、またね」が好きすぎて、
私もブログも締めに
言うことにしてみようかな。