自己肯定感が低かった叔母が、変わった理由

先週は実家に帰っていたのですが、
隣の市で、
一人暮らしをしている
叔母のところにも
顔を出してきました。

生まれた時から
20歳を過ぎるまで、
一緒に暮らしていた叔母なので、
もう一人の母でもあり、
姉でもあり、
友人でもある関係です。

親に言えないようなことも、
よく相談したり、
愚痴を言ってました。
とてもとても大事な存在。

叔母は障害を持っているのと、
もともと人見知りが激しく、


とにかく自己肯定感が低い。

 

私がこんなことを言ったら・・・
私がそこに行ったら・・・
私が・・・

・・・

の後に続く言葉は、
いつもネガティブなことばかり。

なんとか明るく、
前向きに、

なんて思ってたけれど、
本人が変わらなきゃ
どうしようもない。

ただ、
私が叔母と接する時に
気をつけていたのは、

叔母が話すことは、
否定せず、
とにかく受け止めるだけ。

そして別れるときは、
必ず握手をする

親戚でつながっているのは、
ほぼ私のみ。

独身なので、
子供もいない。

高齢者ゾーンに入っているので、
自分の先行きを
ものすごく心配している。

ここ最近、
叔母からは、
もしもの時の相談を受けている。

明るい話題ではないけれど、
なるべく笑顔で
面白おかしく、
話すようにしていた。

叔母が心配だと思っていたことを
私が引き継ぐと通じた途端、

「これで安心だ。
とても不安だったの。」

 

と、
目に薄っすら涙を浮かべて
つぶやいた。

叔母が望んでいることを、
私が全て、はたして
叶えられるかはわからないけれど、

もしかしたら、

私が叶える、叶えないではなく、
一人で抱え込んでいたことを、
誰かと共有できて、
わかってもらえた。

 

ということが
大きいのではないだろうか。

もし、
私に親兄弟もおらず、
独身で一人だったとしたら、
歳を重ねるごとに出てくる不安。

夜中に目が覚めて、
孤独だと突きつけられる空気。

想像を絶する恐怖なのではないか?

と、思ったのでした。

全ての方が、
歳を重ねると
そういう気持ちに
なるとは限らないとは思うけれど、
叔母の性格を考えたら、
そう思ってしまったのでした。

そんな叔母に先週会った時に、
なんだか
すごく雰囲気が変わっていたの。

同じ団地に住んでいる人に、
自分から挨拶をするようになった。
別にその人と仲良くなりたい
という訳ではなく、

自分を変えようと思った。

 

というではないか。

たった一言の挨拶なんだけど、
相手も
「おはようございます」や
「こんにちは」
というだけでも、
笑顔になれるし、
なんかとても安心できる。

んだってー!!!

 

いつもよりも
たくさんおしゃべりを
してくれたことに、
私も嬉しくなりました。

自分の不安だと思うこと、
伝えたいことを
誰かが知っている

というだけで、

人は強くなれて、
変わりたいっっ!!

 

という気持ちにもなるんだね。

いくつになっても、
自分で変わろうと決めれば、
変われるというのを
叔母が教えてくれた
出来事でした。

そんな叔母を見て、
私もがんばろう!!!

と、深く思ったのでした。

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