あの薬局に
長男と向かう。
昨日の受付にいた女の子。
おんなじ子だ。
すました顔で
「新しい薬が処方されたっす。
くれませんか?」
的な感じで,
さらっと処方箋と,パスポートと海外旅行保険証を出す。
何やらカタカタと
パソコンをうち,
現場責任者的な薬剤師に相談しに行き,
戻ってきたら
「この薬,$600するけど本当にいる?」
とな
$600?
ろっぴゃくだるるるるるるる?
えっと・・・
今の日本円が138円としたら・・・
¥82,800 ?????
私の聞き間違いか?
長男に聞いてみるが
「$600かかるって言ってる」
すかさず,
ブロークンな英語で
「保険効かないの?」と尋ねると
「この薬は効かない」
と言っているようだった。
ほんとか?
昨日,ここで買った薬は
$25くらいだったぞ。
保険証もみてたじゃん。
あー,よくわかんない。
とりあえず,
受付のお姉さんから
処方箋とパスポートと保険証を返してもらい,
ホテルに戻る。
私の勘違いで,
今晩,この薬を手に入れられず,
また発作を起こしてしまったら
次男に申し訳ない。
フロントの日本人スタッフに
事情を話し
この薬局に電話して確認してもらった。
本当にこのけいれん用の薬は
$600かかるようだ。
ほいで海外旅行用の保険対象外の薬。
昨日の抗生剤などの薬は
ジェネリックかなんかだったので
安くしてもらえたかんじ。
もし,本当に必要なら受け付けますよ。
とのこと。
マジか・・・
でもまた発作を起こしたら怖いし。
フロントのスタッフにお礼を行って,
再び,あの薬局へ
先程の女の子再び。
3回目だよ。
あっちも
“またちっこいJapanese来たよ・・・”
とか思っていたかもね。
「すいませんねぇ,毎度毎度。
ほんとこの薬,必要なんで,
お願いしていいっすか?」
という気持ちを込めて,
処方箋とパスポートを渡す。
(このくらいスラスラと英語が出てきたらいいのだが
出てこないので気持ちだけ込めました)
女の子「$600ですけど,ほんとに買うの?」
私「はい,買いますよ。」
女の子「ちょっとまってて」
とまたもや責任者的な人と
話をして戻ってきて,
女の子「ほんとに買うの? $600だよ。そして取り寄せになるんだけど」
私「え? 今ないの? 」
女の子「今ないの。取り寄せで明日の午後になるかな」
私「午後って何時頃?」
女の子「その業者次第だからわからん」
私「適当だな・・・(心のなかでつぶやく)」
いや〜,今日でしょ?
昨日の今日なんだから,
今日,発作があるかもしれないんじゃん。
ないんかい,ないんかーい。
そんな,街の薬局で手に入れにくいものを
病院は処方したのかーい。
今日,もし発作がなかったら,
きっと明日はもっと確率が減るよな。
使う確率は減るよなぁ。
でも,でも,でもぉぉぉおおおお
万が一を考えて・・・・
私「その薬買います。明日,取りに来ます」
女の子「本当に買うの? $600だよ。」
何回聞くんだよ・・・しつけぇな
私「買いますよ」
そんな感じで,注文書を頂き,
夕食を買って,
長男としょんぼりとホテルに戻る
次男は熱が上がったり下がったりで
まだ目が離せないが
昨日よりは良くなっているかな。
その5に続く・・・・