ハワイでコロナ陽性になったある家族の話 その5

 
次男の発作もなく迎えた
翌日の午後,
再び長男と薬局に向かう。
 
4回目だよ。
 
ハワイに来てたったの4日目で,
4回も薬局の処方箋の窓口に行った日本人観光客
5本の指に入るね,私。
 
昨日の女の子はいなかったけれど,
別の女の子がいた。
 
注文書を渡して
薬を持って来てくれる
 
女の子「$600ですけど」
 
私「はい,買いますよ」
 
このたった一瞬のやりとりの中での
私の心の中の声は以下の通り
 
 
だよね,確認するよね。
びっくりな金額だよね。
こんな高額な薬,
買う人,あんまりいないよね。
でもさ,
病院で処方された薬なんだよね。
使う人いるんだよね。
買う人いるんだよね。
すぐにでも使うかもしれないから,
もらった処方箋なんだよね。
しっかり用意しといてくれよ。
こちとらたいして英語わからんから
穏やかに話しているけれど,
言葉が通じていたら
もっとガンガンに
ゆーていたわ
でも,今ん所
おかげさまで発作も起こっていないから,
穏やかに答えます
 
 
「はい,買いますよ」
 
$600をカードで決済しました。
 
 
やっと手に入れたけいれんを抑える薬
 
ドラクエのラーの鏡を手にいれた時のような高揚感
 
これで万が一,発作が起きても安心だ。
 
ほっとできたので,
長男とアラモアナをプラプラしてから
帰ろうとした。
 
 
そこに夫から連絡
 
夫には留守中に
次男と私のエアの変更をお願いしていたのだが,
 
「航空会社と連絡がつかないので
アラモアナにある旅行代理店に
相談してきて」
 
とのこと。
 
我が家はハワイアン航空を使用したのだが,
なぜか昨日,ハワイアンのWebサイトが閲覧できず,
電話も繋がらなかった。
 
何があった? ハワイアン。
 
1日経っても,
繋がらないとは・・・
 
飛び込みで,
ハワイの旅行代理店に相談すると,
そこから日本の旅行代理店に電話してくれた。
偶然にも今回のエアの手配を担当してくれた
Aさんと話すことができた。
(旅行の手配はすべて夫がしているので,
私は初めて関わりました。)
 
事情を話すと,
淡々と今後の手続きの話をされる。
 
なんかザワつくな。
 
この人,ザワつくな・・・
 
でも,この言われた手続きの流れでいけば,
帰れるってことね。
 
ちょっと引っかかりながらも,
帰る目処が立てたので,
ホッとしながらホテルに戻りました。
 
その6に続く・・・