ハワイでコロナ陽性になったある家族の話 その1

Unforgetableな出来事だったので,
備忘録的な記事です。
 
 
日本出発直前に,
家族で抗原検査キットを受けて,
みんな陰性だった。
 
「これでバッチリだ!!!」
 
羽田からのホノルルへ
 
予定通りに出発し,
無事にハワイに到着
 
ホテルにチェックインするが,
まだお部屋には入れないので,
荷物だけ預けて
いざ,ワイキキへ
 
何? みんなマスクしていない。
コロナはハワイにはいないの?
 
青い空の高さに,
ますます気分も高くなります。
 
ワイキキでは,
トロリーのチケット交換したり,
インターナショナルマーケットプレイスをウロウロしたり,
ロイヤルハワイアンセンターでランチしたりしました。
 
 
でもみんな3年半ぶりの
ハワイなので
ウキウキしながら
散歩。
 
ワイキキからヒルトンハワイアンビレッジまで
写真を撮ったりしながら,
これから始まるハワイライフに
ワクワクしてました。
 
夜は部屋で晩酌したり,
明日の予定を確認したり,
楽しい初日を過ごしてました。
 
 
 
 
朝方・・・
 
 
 
 
4時過ぎだったと思うんだけど,
激しく咳き込む次男。
 
そのまま洗面所にいって,
ゴホゴホしている
 
なんか表情おかしいぞ。
 
熱を測ると,
 
38.5度
 
・・・終わった・・・
 
・・・今回のハワイはおわった・・・
 
 
朝の段階でこの高熱なら,
これからまだまだ上がるぞ。
 
とりあえず
私のベッドに横にさせ,
様子を見る
 
海外旅行保険会社に夫が連絡をして,
日本語がわかるクリニックを
教えてもらい,
オープンと同時に電話をしてみる。
 
診察してもらえるということで,
午前中に予約する。
 
「頭がいたい」
「喉がいたい」
「咳がでて苦しい」
「痰がからむ」
 
そんな症状でした。
 
すでに頭の片隅には
 
「コロナか?」
 
という疑念。
なんか私がかかったときと,
症状が似てる。
 
 
まだ診察まで時間があったので,
熱を測ると
 
39.5度
 
いや,まずいだろう。
 
ヘロヘロしているが,
受け答えはできる次男
 
時間になったので,
タクシーでクリニックに向かう
 
受付も日本人で,
先生も日系の方なのかな?
 
みんな親切。
 
先生も日本では考えられないくらい,
体をあちこち触診して,
丁寧に診察してくれた。
 
アメリカの病院は
初めてだったけれど,
 
個室で待たされて,
その部屋に先生が
診察に来てくれるってスタイルなのね。
 
とっても新鮮。
 
で,先生の診断は
 
「気管支炎だね。
肺炎まではなっていないから,
抗生剤のんでゆっくりしてて。
プールはだめよ。
そしてのどごしのいいもの食べてね」
 
気管支炎・・・ですか?
 
「PCRは受けないんですか?」
 
と聞くと,
 
「PCRを受けるなら,別の病院になるんです」
 
もしかして,
もうアメリカでは
高熱が出ても
 
コロナかも?
 
という疑うことが少ないのか?
 
それとも
日本出発前に
 
「みんな陰性だった」
 
という報告を受付でしたので
 
「陰性だったから
コロナの可能性は少ない」
 
という先入観からの診断?
 
とりあえず病院から
抗生剤と咳止めの処方箋をもって,
薬局に向かう。
 
次男は辛そうだが,
なんとか一緒に歩いてついてくる。
 
アメリカの薬局で
処方箋を出すなんて
はじめてのこと。
 
カウンターで
処方箋を渡し,
パスポートと
旅行用の保険証を見せる。
 
15分ほどで呼ばれて,
無事に薬をゲット。
 
ホテルに戻ったら
もうお昼過ぎていたので,
何か温かいものと思い,
日本から持ってきた
インスタントのお味噌汁を飲ませて,
処方された薬を飲む。
 
外国の薬大きくない??
 
アメ玉くらいあるんでは?
 
次男は
大きな薬と格闘しながらも
なんとか飲み込む
 
 
よかったね・・・
 
と思ったのもつかの間,
トイレですべて戻してしまう。
 
 
もう,ゆっくりしていな・・・
 
 
寝室のベッドに横にさせた。
 
 
この時に私も
しっかりと気づいてあげればよかった。
戻してしまうということは,
口から水分を
受け付けられない
という状態だったということを。
 
 
外に買い出しに出ていた
夫と長男が帰宅。
 
 
遅めのランチをする。
 
 
夕方,長男と私が
買い出しに出かける。
夫が次男を見ているので,
少しだけビーチを見たり,
周辺散策をしていた。
 
 
その時に
救急車がウォンウォンと
サイレンを鳴らしながら通っていく。
 
「せっかくのハワイなのに騒がしいねぇ」
 
なんて長男と話していた。
 
 
その2に続く・・・