ハワイでコロナ陽性になったある家族の話 その2

 
近所のスーパーに
次男が食べられそうなものはないかと
みてみる。
りんごとバナナを購入。
 
これで大丈夫かな。
 
ホテルのロビーあたりで,
スマホを見ると,
着信履歴とLINEにメッセージ
 
「次男がけいれんを起こして,
意識がなかったので
救急車で
カピオラニ病院に行っている。」
 
そして
部屋に戻り
キッチンカウンターの上には
 
「フロントに連絡して」
 
とのなぐり書きのメモ
 
「どうしよう。次男くんが救急車で運ばれたって」
 
少しテンパっていると,
長男が
 
「落ち着きなよ・・・」の一言。
 
そうだよね。
そうだよね。
 
フロントに電話をすると,
救急車などの対応をしてくれた
女性のマネージャーが出た。
 
その時の状況を教えてくれたのと,
そのマネージャーの勤務時間が
19時で終わってしまうので,
もし何か助けが必要なら
別の男性マネージャーに引き継いであるので,
連絡してね。
とめっちゃ心強いサポートをしていただいた。
 
病院に付き添っている夫から
電話が入り,
意識はすぐに戻ったこと。
とりあえず大丈夫との連絡に
ホッとする。
 
その後,ドクターと電話を代わり言われたこと。
 
「小さな子どもでもないのに
けいれんを起こすというのが
考えられないのですが,
何か持病とか持っていますか?」
 
と。
 
確かに,小さくはない。
でも大きな持病はない。
ただちょっと気になるものは
次男は持っているので
そのことをドクターに伝えた。
 
その後,
水分補給の点滴,
心電図
MRI
採血
PCR
などを受けたと
夫からその都度連絡が入り・・・
 
 
最終的には
 
 
コロナ陽性と診断
 
 
そうか,やっぱり。
 
でも,いつ?
空港?  飛行機内?
それとも前々から
保菌していたの?
いつかかったのかは
わからないけれど
 
ある意味,
コロナでよかったよ・・・
 
別の病気より
ずーっとよかったよ・・・
 
結局,
けいれんは高熱のせいだったようです。
ドクターいわく,
コロナで高熱がてて,
けいれんを起こすのは
よくあることと
夫は言われたようです。
 
じゃぁ,まず搬送された時に
コロナを疑わないの?
 
それほど
もうアメリカでは
コロナは下火?
風邪とかインフルとかくらいの感覚なの?
 
異国でのコロナ陽性診断
 
日本との温度差を感じました。
 
そして
 
長男と見かけた救急車
 
「せっかくのハワイなのに騒がしいねぇ」と
言っていた救急車は
次男の迎えに来たものだったのでした。
 
 
その3に続く・・・